紫式部『源氏物語』の原文と現代語訳を更新中

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第1帖「桐壺」

第1帖「桐壺」(7)くれまどふ心の闇も

2025年3月1日2025年4月12日

原文・語釈 くれまどふ心の闇も、耐へがたき片端を 「くれまどふ心の闇やみも、耐たへがたき片端かたはしをだに晴はるくばかりに聞きこえまほしうはべるを、私わたくしにも心のどかにまかでたまへ。年としごろ、うれしく面おも立ただた...

第1帖「桐壺」

第1帖「桐壺」(6)しばしは夢かとのみたどられしを

2025年2月25日2025年4月12日

原文・語釈 しばしは夢かとのみたどられしを 「『しばしは夢かとのみたどられしを、やうやう思おもひ静しづまるにしも、さむべき方かたなく耐たへがたきは、いかにすべきわざにかとも問とひ合あはすべき人ひとだになきを、忍しのしのび...

第1帖「桐壺」

第1帖「桐壺」(5)はかなく日ごろ過ぎて

2025年2月20日2025年8月26日

原文・語釈 はかなく日ごろ過すぎて  はかなく日ひごろ過すぎて、後のちのわざなどにもこまかにとぶらはせたまふ。ほど経ふるままに、せむ方かたなう悲かなしう思おぼさるるに、御方々かたがたの御宿との直ゐなども絶たえてしたまはず...

第1帖「桐壺」

第1帖「桐壺」(4)御胸つとふたがりて

2025年2月16日2025年4月12日

原文・語釈 御胸つとふたがりて  御胸むねつとふたがりて、露つゆまどろまれず、明かしかねさせたまふ。御使つかひの行ゆき交かふほどもなきに、なほいぶせさを限かぎりなくのたまはせつるを、 「夜中うち過すぐるほどになん絶たえ果...

第1帖「桐壺」

第1帖「桐壺」(3)この御子、三つになりたまふ年

2025年2月12日2025年8月26日

原文・語釈 この御子みこ、三つになりたまふ年  この御子みこ、三みつになりたまふ年、御袴着はかまぎのこと、一の宮のたてまつりしに劣らず、内蔵寮くらづかさ、納殿をさめどののものを尽くしていみじうせさせたまふ。  それにつけ...

第1帖「桐壺」

第1帖「桐壺」(2)初めよりおしなべての

2025年2月7日2025年4月12日

原文・語釈 初めよりおしなべての  初めよりおしなべての上宮仕うへみやづかへしたまふべき際きはにはあらざりき。おぼえいとやむごとなく、上衆じやうずめかしけれど、わりなくまつはさせたまふあまりに、さるべき御遊あそびの折々を...

第1帖「桐壺」

第1帖「桐壺」(1)いづれの御時にか

2025年2月3日2025年4月12日

原文・語釈 いづれの御時にか  いづれの御時おほんときにか、女御にようご、更かう衣いあまたさぶらひたまひける中に、いとやんごとなき際きはにはあらぬが、すぐれて時ときめきたまふありけり。はじめより、「我は」と思おもひ上あが...

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