紫式部『源氏物語』の原文と現代語訳を更新中

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【原文】第7帖「紅葉賀」(全文)

2025年8月25日2025年8月26日

 朱す雀ざく院ゐんの行幸ぎやうがうは、神無月かむなづきの十日あまりなり。世の常つねならず、おもしろかるべきたびのことなりければ、御方々かたがた、物もの見みたまはぬことを口くち惜をしがりたまふ。上うへも、藤壺ふぢつぼの見み...

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【原文】第6帖「末摘花」(全文)

2025年8月4日

 思おもへどもなほ飽あかざりし夕顔ゆふがほの露におくれし心ここ地ちを、年月経ふれどおぼし忘れず、ここもかしこも、うちとけぬ限かぎりの、けしきばみ心深き方かたの御いどましさに、け近くうちとけたりしあはれに似る物ものなう恋こ...

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【原文】第5帖「若紫」(全文)

2025年7月11日2025年8月26日

 わらは病やみにわづらひたまひて、よろづにまじなひ、加持かぢなど参まゐらせたまへど、しるしなくてあまたたびおこりたまひければ、ある人、 「北山やまになむなにがし寺といふ所に、かしこきおこない人はべる。去年こぞの夏も世にお...

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【原文】第4帖「夕顔」(全文)

2025年6月27日2025年7月11日

 六条わたりの御忍しのしのび歩ありありきのころ、内裏うちよりまかでたまふ中宿なかやどりに、大おほ弐だいにの乳母めのとのいたくわづらひて尼あまになりにける、とぶらはむとて、五条なる家いへ訪たづねておはしたり。  御車くるま...

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【原文】第3帖「空蝉」(全文)

2025年6月14日2025年6月27日

 寝ねられたまはぬままには、 「我は、かく人に憎まれてもならはぬを、今宵こよひなむ初めて憂ううれうしと世を思おもひ知しりぬれば、恥はづかしくてながらふまじうこそ、思おもひなりぬれ」  などのたまへば、涙をさへこぼして臥ふ...

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【原文】第2帖「帚木」(全文)

2025年6月8日2025年8月26日

 光源氏ひかるげんじ、名のみことことしう、言いひ消けたれたまふ咎とが多おほかなるに、いとどかかるすきごとどもを末すゑの世にも聞きき伝つたへて、軽かろびたる名をや流ながさむと、忍しのびたまひける隠かくろへごとをさへ語かたり...

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【原文】第1帖「桐壺」(全文)

2025年6月8日2025年8月26日

 いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやんごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。はじめより、我は、と思ひ上がりたまへる御方々、めざましきものにおとしめ嫉みたまふ。同じ程、それより下臈の更衣たちは、まして安からず。

第2帖「帚木」

第2帖「帚木」(17)すべて男も女も、わろものは

2025年4月19日2025年8月26日

原文・語釈 すべて男をとこも女も 「すべて、男をとこも女もわろものは、わづかに知ししれる方かたのことを残のこりなく見みせ尽つくさむと思おもへるこそ、いとほしけれ。三史五経さんしごきやう、道々みちみちしき方かたを明あきらか...

第2帖「帚木」

第2帖「帚木」(16)さて、いと久しくまからざりしに

2025年4月14日2025年4月19日

原文・語釈 さて、いと久しくまからざりしに 「さて、いと久ひさしくまからざりしに、もののたよりに立たち寄よりてはべれば、常つねのうちとけゐたる方かたにははべらで、心やましきもの物ものもの越ごしにてなん会あひてはべる。ふす...

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